消費者金融ではいざという時にお金の借入ができるため、とても便利です。
しかし審査の際には、返済能力の有無を確認するために、申込者が申告した勤務先で働いているか判断する「在籍確認」が行われます。
在籍確認の主な方法は勤務先への電話連絡ですが、利用者から敬遠されることが多いため、最近では電話連絡なしで借入できるケースも増えています。
そのため、周囲に借入がバレることを回避したい場合、できる限り電話連絡による在籍確認がない消費者金融を利用すると良いでしょう。
この記事では、在籍確認なしで融資を受けられる消費者金融と、勤務先への電話連絡を回避する方法について解説します。
この記事でわかること
- 電話連絡なしで在籍確認を済ませたい場合は大手消費者金融に依頼するのがおすすめ
- 中小消費者金融は電話連絡による在籍確認が必須の場合が多い
- 収入条件や信用情報が良好な人は在籍確認なしで借りられる可能性が高い
- 在籍確認を回避するためには借入額をできる限り少額にする
- 申込後すぐにオペレータに連絡して在籍確認を避けたいと伝えると良い
- 在籍確認の電話を避けられない場合には事前の打ち合わせが重要
最後まで読むと、会社に借入がバレるかもしれないという不安が軽減されるでしょう。
電話連絡なしで在籍確認を済ませたい場合は大手消費者金融に依頼するのがおすすめ
電話連絡による在籍確認を避けたいのであれば、大手消費者金融で借入するのがおすすめです。
大手消費者金融は、誰にもバレずにこっそり借りたいという顧客の要望を受けて、電話連絡なしで審査する仕組みを構築しています。
実際に次の5社は公式ホームページ上で、勤務先への在籍確認を回避する姿勢を見せています。
- SMBCモビット
- アイフル
- プロミス
- アコム
- レイクALSA
SMBCモビットのWEB完結申込以外は、借入金額や審査状況によって、在籍確認が必要と判断される可能性もあります。
しかし勤務先への電話連絡を回避したい旨を伝えると、書類による代替審査に切り替えてくれるなど、要望に応じて柔軟な対応をしてくれます。
そのため、まずは上記の5社での借入を検討しましょう。
SMBCモビットでWEB完結申込を利用するとほぼ確実に在籍確認の電話連絡を回避できる
金利 | 3.0%~18.0% |
---|---|
無利息期間 | なし |
融資までの時間 | 最短30分 |
SMBCモビットのWEB完結申込は、以下の特徴があります。
- 勤め先確認などの電話連絡なし
- 郵送物なし
- 申込も利用もWEBで手続き
WEB完結申込を利用すると、勤務先への電話連絡と自宅への郵送物がなく、誰にもバレずにこっそり借入ができます。
健康保険証を提出することによって勤務先が証明されるため、電話連絡を受けずに在籍確認ができるのです。
ただしWEB完結申込を利用するためには、以下の条件を全て満たす必要があります。
- 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの口座を引き落とし口座に指定
- 全国健康保険協会発行の保険証もしくは組合保険証の提出
- 本人確認書類の提出(運転免許証、健康保険証、パスポートのいずれか)
- 収入証明書類の提出(源泉徴収票、税額通知書、所得証明書、確定申告書、給与明細書2ヶ月分のいずれか)
※ただし直近2ヶ月分の給与明細は必須
WEB完結申込ができるのは、全国健康保険協会発行の保険証もしくは組合保険証を持っている人、すなわち公務員や会社員等に限られます。
そのため国民健康保険証を利用する自営業やフリーランス、さらには家族の勤務先から発行された保険証を利用するパートやアルバイトの人は、WEB完結申込の利用ができません。
条件に該当しない人は通常のカード申込となりますが、こちらは勤務先への電話連絡が行われる場合があります。(ただし書類による代替審査の相談は可能)
利用者が限られるデメリットがあるものの、WEB完結の申込条件を満たす人にとっては、電話連絡による在籍確認をほぼ確実に回避できる魅力的な借入先です。
無利息期間がなく、すぐに返済したい人には向きませんが、確実に在籍確認を回避したい人におすすめします。
アイフルは電話連絡による在籍確認を原則しないことで最も有名な借入先
金利 | 3.0%~18.0% |
---|---|
無利息期間 | 契約の翌日から最大30日間(新規申込のみ) |
融資までの時間 | 最短25分 |
アイフルは、電話連絡による在籍確認を原則実施しないと明言している会社です。
公式ホームページには以下のように記載があり、電話連絡を回避してくれる姿勢が伺えます。
申し込みの際に自宅・勤務先へのご連絡は行っておりません。
在籍確認が必要な場合でも、お客様の同意をいただかない限り実施しません。
引用:アイフル公式ホームページ(よくある質問)
アイフルは利用者の間でも、電話連絡による在籍確認なしで借入できることで有名です。
SNS等の口コミでも、在籍確認なしで借りられたという声が多数上がっています。
SMBCモビットのWEB完結申込の条件に当てはまらない人や、WEBでの申込に苦手意識を感じる人は、まずアイフルに相談すると良いでしょう。
仮審査の結果、電話での在籍確認が必要と判断された場合には、事前に必ず申込者に連絡をしてくれます。
そのため、知らないうちに会社に連絡が入っても、怪しまれず安心です。
プロミスは書類審査での在籍確認に対応してくれるがオペレーターに相談するのが確実
金利 | 4.5%~17.8% |
---|---|
無利息期間 | 初回借入の翌日から30日 |
融資までの時間 | 最短25分 |
プロミスは、原則電話連絡による在籍確認をしないものの、電話する可能性は示唆されています。
原則、お勤めされていることの確認はお電話では行いません。
ただし、審査の結果によりお電話による確認が必要となる場合がございます。
引用:プロミス公式ホームページ(よくある質問)
実際にSNS上の口コミでは、プロミスで電話連絡による在籍確認無しで借りられたという声が数多くあります。
しかし確実に勤務先への電話連絡をなしとするためには、申込後すぐにコールセンターに電話するのが無難です。
申込み時点で勤務先への電話連絡による在籍確認に同意したとみなし、自動的に電話連絡がいく可能性があります。
さらにプロミスには、本人への電話連絡や郵送物なしで申し込みができるWEB完結のシステムが整っていますが、在籍確認は電話連絡で行うのが基本のため、混同しないようにしましょう。
プロミスでは申込後にオペレーターに在籍確認を回避したい旨伝えると、書類による代替審査を前向きに検討してくれます。
そのためプロミスで借入をする場合は、申込後の迅速な電話連絡が鍵を握ります。
アコムも電話連絡による在籍確認を回避する姿勢がある
金利 | 3.0%~18.0% |
---|---|
無利息期間 | 契約日の翌日から30日 |
融資までの時間 | 最短30分 |
アコムは、公式ホームページにおいて在籍確認の電話連絡を回避する姿勢を見せています。
原則、実施しません。もし実施が必要となる場合でも、お客さまの同意を得ずに実施することはありませんので、ご安心ください。
引用:アコム公式ホームページ
アコムについても、インターネットでの申込み後すぐに、オペレーターに勤務先への電話連絡に不安がある旨を伝えておくのが確実です。
申込み内容によっては、健康保険証や源泉徴収票による書類審査への切り替えを提案してもらえます。
アコムは消費者金融の中でも老舗で、成約率は4割近くあり、審査通過率の良さが伺えます。
オペレーターの対応も良く、不安なことも親身になって対応してくれるのが魅力的です。
レイクALSAは相談により書類での代替審査に切り替えてもらえる
金利 | 4.5%~18.0% |
---|---|
無利息期間 | 契約日の翌日から60日(WEB申込限定) ※借入金額が5万円までならば180日間利息0円 |
融資までの時間 | 最短25分 |
レイクALSAについては、原則電話連絡が必要なものの、借入金額や審査状況によっては書類での代替審査に切り替えてくれる姿勢があります。
審査の際にご自宅やお勤め先へ確認のご連絡を行う場合があります。
お電話でのご連絡が難しい場合は、書類を提出いただくことで代替の確認とするご相談も承っておりますので、フリーダイヤルまでお問合せください。
引用:レイクALSA公式ホームページ(よくある質問)
レイクALSAは電話連絡による在籍確認を回避する対応に慣れており、相談をすると快く対応してもらえます。
そして審査の結果、勤務先への電話連絡が必要と判断された場合でも、必ず事前に申込者へ連絡が入るため安心です。
レイクALSAは無利息期間が他社よりも長いのが魅力で、比較的早期に返済する目処がある人におすすめと言えるでしょう。
中小消費者金融は大手より審査の融通が効くが電話連絡必須の場合が多い
中小消費者金融は、独自の基準で審査が行われているため、大手の審査に落ちた場合でも融資を受けられる可能性があります。
しかし、ほとんどの会社が電話連絡による在籍確認が必須です。
中小消費者金融は企業体力が小さく、顧客層が大手の審査に落ちた人が多いため、在籍確認がより慎重に行われる傾向にあります。
よって電話連絡による在籍確認は、避けられないと考えておくのが無難でしょう。
ただし各社ともに、電話の際に会社名は名乗らないなど、勤務先に借入がバレないように対応してくれます。
勤務先への電話連絡が避けられない場合は、あらかじめオペレーターと電話内容を綿密に打ち合わせしておくと、周囲に怪しまれずに済みます。
収入条件や信用情報が良好な人は在籍確認なしで借りられる可能性が高い
これまでにローンやクレジットカードの延滞歴等がなく、収入条件や信用情報が良好な人は、在籍確認なしで借入ができる可能性が高いです。
消費者金融は審査の際に収入条件や信用情報を確認しますが、返済能力が十分にあると判断されると、在籍確認なしで審査が通る場合があるのです。
例えば在籍確認なしで借入ができる人の特徴として、以下の条件が挙げられます。
- 正社員である
- 現在の勤務先での勤続年数が長い(目安として3年以上)
- 現在他社からの借入がない
- 過去にローンを完済した実績がある
各社の借入状況や延滞歴等は全て信用情報機関に登録されており、消費者金融は審査の際に情報取得して、内容に問題がないかを確認します。
クレジットカードや各種ローン、携帯電話の分割支払いについても登録されているため、これらに延滞歴があると審査の通過度が低くなるのです。
逆に信用情報に全く問題がない場合には、審査の通過度が高く、在籍確認なしで借りられる可能性も高まります。
信用情報の高さは、在籍確認の必要性を判断する基準の1つとして大きく影響します。
電話連絡による在籍確認を回避する方法を覚えておこう
在籍確認の有無は審査の状況により様々ですが、3つのケースが考えられます。
- 在籍確認なしで審査通過
- 書類確認で審査通過
- 勤務先への電話連絡による在籍確認で審査通過
勤務先に借入がバレるのを回避するためには、1か2の方法で審査に通過したいところです。
電話連絡による在籍確認を極力なしとするためには、以下のような方法を取るのがおすすめです。
- できる限り少額の借入とする
- 申込後すぐにオペレータに連絡して勤務先への電話連絡を避けたいと伝える
- 書類審査で代替できないか交渉する
- 虚偽の申告をしない
消費者金融各社によって審査基準は異なるため一概には言えませんが、これらの方法を知っておくと、勤務先に連絡が行くリスクが軽減されるでしょう。
できる限り少額の借入とする
借入希望金額を少額とすると、在籍確認なしで借入できる可能性が高くなります。
借入金額が収入に対して少額であれば、返済能力が十分にあると認められるためです。
特に借入金額が10万円未満の場合は、返済率が高いと統計で出ているため、在籍確認をする必要がないと判断されるケースがしばしばあります。
反対に借入金額が高額となると、いくら信用情報が良くても、在籍確認を避けられません。
消費者金融側が高額の融資をする際には、貸し倒れのリスクを回避するために、慎重に在籍確認を行います。
借入金額が高額になると返済負担が大きくなるため、無理なく返済するためにも、借入希望額は必要最低限の金額としておくのが無難です。
ただし借入金額を少額にするために複数社に申し込むのは、かえって審査の際に不利になることがあるため、借入先はできる限り絞りましょう。
申込後すぐにオペレーターに連絡して勤務先への電話連絡を避けたいと伝える
確実に勤務先への電話連絡を回避するために、インターネットでの申込後すぐに勤務先へ電話連絡を避けたいと伝えましょう。
事前に在籍確認の電話をしても良いか確認してくれる会社もありますが、中には自動的に電話が入ってしまう場合があります。
そのためインターネットでの申込後は、できる限り早くオペレーターにつないで、在籍確認の電話を止めておくと安心です。
インターネットでの申込み後、融資までの流れは各社ともに以下の流れで行われます。
- WEBやアプリで申込み
- 仮審査の通知
- 本審査(在籍確認等)
- 本審査の結果が通知
各社ともに30分程度での融資を実現しており、申込から約5分で在籍確認が入る場合があるため、オペレーターへの相談は迅速に行いましょう。
因みに申込前に連絡をしても、情報が何もないため、オペレーターが在籍確認の必要性を判断できません。
そのため、あくまで申込後の相談が重要なのです。
書類審査で代替できないか交渉する
電話連絡による在籍確認を一旦止めたあとは、書類による代替審査ができないか打診しましょう。
在籍が確認できる書類を提出すると、電話連絡の代替が認められる場合があります。
消費者金融側から提案してくれる場合もありますが、提案されない場合も打診してみると良いでしょう。
代替審査の書類として認められるものとして、以下のものがあります。
- 健康保険証
- 給与明細書(直近2ヶ月〜3ヶ月)
- 社員証
- 源泉徴収票 他
特に健康保険証は会社名だけでなく被保険者になった日付が記載されており、勤続年数の証明にもなるため、代替審査として認められる可能性が高いのです。
さらにオペレーターに相談する際に、電話による在籍確認を回避したい理由を聞かれる場合があるため、考えておくのがおすすめです。
例えば以下のような理由があります。
- 会社が休業日のため電話が繋がらない
- 直通の連絡先がない
- 自分宛に電話が掛かってくることがほとんどないため怪しまれる
具体的な理由を申告すると、怪しまれずに書類審査で対応してもらえる可能性が高くなります。
虚偽の申告をしない
審査の際に虚偽の申告をすると、在籍確認なしで借りるのは難しくなります。
在籍確認を回避するためには、信用度が重要です。
申告内容が虚偽であることが判明すると、在籍確認による電話連絡を避けられないだけでなく、審査に落ちる可能性もあります。
申込時はほとんどの会社で、以下の内容を申告します。
- 本人情報:氏名・生年月日・家族構成・自宅情報・運転免許証の有無など
- 収入情報:雇用形態・勤務先名・入社年月・年収など
- 借入情報:借入希望額・利用目的・他社の借入状況など
特に他社からの借入状況は、消費者金融が信用情報機関で情報取得すると簡単に分かってしまいます。
消費者金融では様々な顧客対応を経験しており、バレないと思った嘘でも怪しまれがちなため、正確な情報を入力しましょう。
たとえ故意でなくても、誤った情報を入力すると怪しまれる可能性があるため、慎重に申告することが重要です。
在籍確認の電話を避けられない場合には事前の打ち合わせが大切
どうしても電話連絡による在籍確認が避けられない場合は、事前にオペレーターと綿密な打ち合わせをしておくと、周囲にバレるリスクが軽減されます。
消費者金融側は顧客の事情に合わせて、電話内容についての相談に応じてくれます。
主に打ち合わせておきたい内容は、以下の通りです。
- 自分が出られる時間帯を指定する
- 自分が出られる番号を指定する
- どんな文言で在籍確認するのか確認する
電話連絡による在籍確認の場合、ほとんどの消費者金融が会社名を出さずに、個人名で電話してくれます。
そのため勤務先に怪しまれる可能性は少ないのですが、中には以下のような場合もあります。
- 私○○(個人名)と申しますが、△△様在籍していますか?と、在籍確認をほのめかす内容で繋がれた
- 在籍していることが分かった瞬間、電話を切られて怪しまれた
- 個人名で電話が掛かってくることが、消費者金融からの電話だと周囲に認識されている
自分が電話に出るのが最も有効ですが、同僚に怪しいと思われないように、事前にオペレーターと対策を練っておくと良いでしょう。
そして何より大切なのは、在籍確認の電話が掛かってきても動揺せずに対応することです。
動揺するとかえって怪しまれます。
同僚に聞かれたときの言い訳を考えておくなど準備をして、堂々と対応しましょう。
在籍確認が不安な場合は迅速にオペレーターに相談しよう
ここまで、在籍確認なしで融資を受けられる消費者金融について解説してきました。
勤務先への電話連絡による在籍確認を回避したいのであれば、大手消費者金融での借入を検討しましょう。
特にSMBCモビットのWEB完結申込は、利用条件に当てはまると、ほぼ確実に在籍確認不要で融資が受けられるためおすすめです。
他の会社においても、信用情報が良好かつ少額の借入であれば、在籍確認なしで審査が通過する可能性が高くなります。
そしてインターネットで申し込む際には、オペレーターに勤務先への電話連絡を避けたいと、迅速に伝えるのが重要です。
書類による代替審査が認められることがあるため、相談してみましょう。
電話連絡が避けられない場合も、事前の綿密な相談によって、勤務先へ借入がバレるリスクは軽減されます。
借入の際には以上のような対策をして、周囲にバレない工夫をしておくことが大切です。